僕達の商材はクッキングです

株式会社コークッキングCEO川越一磨のブログ

色々脳内整理したら面白くなってきた!!って話。

こんばんは。

最近五月病なのか、思考が少し散漫気味なので、自分の中での整理も兼ねて書き連ねようと思います。

思った以上に長くなってしまいました。笑

 

■僕が本質的に目指している社会は何か

 

一番ざっくりと掲げてしまえば、「みんなが楽しくイキイキと人間らしく暮らす事ができる社会」。

 

インターネットが発達して、世の中はよりシンプルに、簡潔になっていく。その中で人間の仕事はロボットに奪われていく。

このこと自体僕はポジティブに捉えています。人間がやるべきことはもっと他にあるということですから。

 

では、人間らしさとはなんだろうという点。

僕が考える人間らしさは「シンプルにやりたいことをやる」ということだと思っています。

自分自身まさに今はこうやってやりたいことに邁進できているし、会社員時代よりもネガティブな精神的負荷はかなり減りました。

 

今の特に日本人はやりたいことをやれていない人がほとんどですよね。

会社の規則?国の施策?既得権益者?学歴?格差?

色んな社会のしがらみの中で、「シンプルにやりたいことをやる」ことができなくなっているんです。

 

つまり、人間らしくない生き方をしている、と僕は思っています。

もっと言ってしまえば、ロボット化している。

 

この社会をなんとかしたいし、そのためなら何でもします。そういうスタンス。

 

 

■コークッキングをやっている理由は?

 

これはシンプルに作りたい料理を作れる人が少なすぎるからです。

簡単にかつ攻撃的に言ってしまえば、「自分の飯もろくに作れない人」が世の中に多すぎる。

 

料理の何が美味しいって、味もあるけど経験・思い出・メンバー・気分全て含めて「美味しい」だと思っています。

究極のことを言ってしまえば、料理の上手い下手ってほとんどないです。

 

下手と言われている人のほとんどは、

「料理する機会がない」

「料理のコツがわからない」

「料理に興味が無い」

この3つのジャンルに分類されると思います。

興味が無い人は別にいいのですが、「やりたいけど下手だから」と躊躇してる「潜在的に料理したい人」はかなりの数いるのではないでしょうか。

 

でもそれを解決するコンテンツが世界中見てもないんですよ。

 

レシピがあるじゃん!って言う方いらっしゃると思います。よく考えてください。

レシピ通り料理すれば美味しい料理が出来る。つまりレシピはマニュアルなんです。

それをプログラムすればロボットにでもできる。

つまり、レシピ通り料理することは人間らしい活動ではないのです。

 

では料理教室は?確かに料理する機会だし、コツも教えてもらえる。

でもこれには「料理を上手くなろうという強い動機」が必要なわけです。

お金も時間もそれなりにかかるものですからまずシンプルじゃないし、「潜在的に料理したい人」は表に出てきません。

 

最初の章で挙げた僕の目指す社会を思い出してください。

「人間らしさ」=「シンプルにやりたいことをやる」

要するに「シンプルに作りたい料理を作る」ことこそ人間らしい料理方法なわけです。

 

コークッキングでは、「料理する機会がない」「料理のコツがわからない」人たちがシンプルに作りたい料理を作れるようになること。

さらに、レシピなどのマニュアルに頼らなくても、「誰しも”美味しい”が実現できる」ようになるようなコンテンツ、サービスを出していけると確信しています。

 

 

 

■じゃあ「料理する機会がない人」はどうするの?

 

「料理する機会がない」人には、日常生活の中に自然と「一緒に料理すること」を組み込むことが出来ると思っています。これが、「ツールとしての料理」です。

 

日常生活の中で、必要に迫られて料理することは、家庭の食事を作る以外でないと思います。

生きていくためにはファストフードもあるし、どうしても料理しなきゃというシチュエーションは稀ですね。

 

そこで「飲み会」を「料理」にしたり、「企業研修」を「料理」でやってみたり、「英語」を「料理」で学んだり・・・・・・

とにかく手段として半強制的に料理を使ってみるわけです。

 

するとどうでしょう。「私料理下手なんで」とは誰も言い出さないわけです。

明らかに包丁使ったことのないような人もいるし、下味を付ける概念がない人もいます。

でも、最終的に美味しいものができちゃうわけです。

 

普段料理しない「自称料理下手な人」も、一緒に料理してしかも料理を目的にしなければ自分で下手とか言い出さず、料理の成功体験が出来る。

 

これがコークッキングの魅力であり、「ツールとしての料理」の最大のポイントだと思います。

 

あくまで料理は手段です。

 

 

■「料理のコツがわからない」人は永遠に減らないんじゃない?

 

これは経験がモノを言う部分ですね。

 

・・・で、いままでは話が終わってしまうことが多いと思います。

 

まさにお手本は飲食店の「まかない」システム。

僕は最初本当に感動しました。余った食材をなんのレシピもなくおいしくする技術!さすが職人!って思いました。

 

なんか変わったもの、食べたいもの、旬のもの、これを組み合わせて美味しいものを作る。しかもレシピ無しで。

この技術をもっと世の中に広められないかなぁと思っていました。

 

単刀直入に申し上げますと、「パターン・ランゲージ」を応用すれば出来ると思います。

 

パターン・ランゲージとはなにか。

簡単に言ってしまえば、

「人の暗黙的な知識や経験を言語化する、ヒントやコツをまとめたもの。発想支援ツール。」

 

まさに、これじゃないか?

 

ということです。サービスの開発にはもう少し時間がかかりますが、「料理のコツがわからない」人に向けた抜本的なサービスができると確信しています。

 

コツさえ分かれば「シンプルに作りたい料理を作る」ことができますよね。

 

 

■最終的に料理にこだわっているわけではない

 

僕は「人間らしい生き方」にこだわっていて、料理にこだわっているわけではないのです。

 

ただレシピを使った料理に違和感があって、「料理をどう人間らしくするか?」というお題と戦っていて、人間らしく「シンプルに作りたい料理を作れる世の中」にすることが目標。

その為には「自称料理が下手」な人をどうにかしなければいけない。

複数人での料理を使ってもっと自然な料理機会を増やし、パターン・ランゲージで発想支援ツールを作ることで、「料理が下手」という概念をなくしていく。

誰でも作りたい料理を作れる世の中になりそうですよね。

 

でも、世の中の人間らしくない部分ってまだまだあります。

食料、教育、ファッション、労働環境、エネルギー・・・

 

様々な「人間らしい◯◯」を実現したい。

 

あえていいますけど、僕は断じて懐古主義ではありません。

イノベーティブなことがなければ人間は廃れる一方ですから。

 

世界一人間らしいビジネスをしている会社を目指すぞ!!!!